夜、肩の痛みで何度も目が覚めてしまう。横になるたびに痛みが増す。そんな経験はありませんか。
夜間痛は、五十肩(凍結肩)や腱板炎など、肩の炎症が引き起こす症状です。枕を変えても改善しない場合、実はマットレスが原因になっているケースが少なくありません。
マットレスが体に合っていないと、横向きで寝たときに肩が沈み込めず、炎症部位への圧迫が続きます。また、寝返りがしにくいと同じ姿勢が長時間続き、夜間痛が悪化してしまいます。
この記事では、理学療法士の視点から「夜間痛を悪化させないマットレスの条件」と「おすすめランキングTOP5」を徹底解説します。比較表もまとめていますので、ぜひ選び方の参考にしてください。
この記事でわかること
- 夜間痛とマットレスの関係
- 肩の痛みを悪化させるNGマットレスの特徴
- 夜間痛向けマットレスの選び方(3つのポイント)
- おすすめマットレスランキングTOP5(楽天・Amazon・Yahoo!で買える)
- 5商品の比較表
なぜマットレスが夜間痛に影響するのか|理学療法士が解説
まず結論からお伝えすると、マットレスの硬さと体圧分散性が、肩への負荷を左右します。
夜間痛が出やすい状況として、主に2つあります。
ひとつは横向きで寝たときに肩が沈み込めず、関節が圧迫されること。もうひとつは仰向けで寝たときに肩甲骨まわりが浮いた状態になり、筋肉が緊張し続けることです。
硬すぎるマットレスは肩の出っ張りを吸収できず、直接圧がかかります。柔らかすぎるマットレスは腰や骨盤が沈みすぎて背骨が曲がり、肩まわりの緊張が抜けません。どちらも夜間痛を悪化させる要因になります。
また、寝返りがしにくいマットレスでは同じ姿勢が続き、炎症部位への持続的な刺激が夜間痛を引き起こします。無理の積み重ねが悪化につながります。
これはNG|夜間痛を悪化させるマットレスの特徴
① 硬すぎるマットレス
横向きで寝たとき、肩の出っ張りが沈み込めずに圧迫されます。体圧が肩一点に集中するため、炎症部位への刺激が続き夜間痛が強くなります。「硬いマットレスが腰にいい」という認識が広まっていますが、肩の夜間痛がある方には逆効果になることがあります。
② 柔らかすぎるマットレス(ウレタンのへたり含む)
腰やお尻が深く沈みすぎて背骨がくの字に曲がります。この状態では肩まわりの筋肉が常に引っ張られた状態になり、夜間痛が悪化しやすくなります。古くなってへたったマットレスも同様です。
③ 寝返りしにくいマットレス
低反発だけの素材など、反発力が弱いマットレスは寝返りが打ちにくくなります。同じ姿勢が長続きすると患部への圧迫が続き、夜間痛で目が覚める原因になります。
④ 体圧分散性が低いマットレス
ボンネルコイルのように面で支えるタイプは、体の凹凸に合わせて沈み込まないため肩への局所的な圧迫が生じやすいです。夜間痛がある方には体圧分散性の高い構造が必要です。
夜間痛向けマットレスの選び方|理学療法士が教える3つのポイント
ポイント①:「横向き寝でも肩が沈み込める」柔らかさを上層に持つものを選ぶ
横向きで寝たときに肩が適度に沈み込めることが最重要です。ただし全体が柔らかいと腰が沈みすぎるため、上層は柔らかめ・下層は硬めの2層構造またはポケットコイル構造が理想です。
目安として、上層ウレタンの硬さが100N以下程度のものを選ぶと、横向きで肩が沈み込みやすくなります。
ポイント②:体圧を「点」で分散できるポケットコイルまたは2層ウレタン構造
体の凹凸に合わせて各部位を独立してサポートするポケットコイルは、肩だけに圧が集中しにくく夜間痛の軽減に適しています。低反発+高反発の2層構造も、肩部分のフィット感と腰のサポートを両立できます。
ボンネルコイルは面で支える構造のため、体圧が均等に分散されにくく夜間痛がある方には不向きです。
ポイント③:寝返りを助ける「適度な反発力」があるものを選ぶ
夜間痛がある方は、同じ姿勢が続くと痛みが増す傾向があります。高反発素材またはポケットコイルで適度な反発力があるものを選ぶことで、自然な寝返りがしやすくなり、夜間痛の軽減につながります。
【2025年最新】肩の夜間痛向けマットレス比較ランキングTOP5
以下の基準で、楽天・Yahoo!ショッピングで購入できる商品をランキングしています。
- 横向き寝での体圧分散性
- 肩への沈み込みやすさ
- 寝返りのしやすさ
- 素材・構造の品質
- コストパフォーマンス
🥇 第1位|GOKUMIN プレミアムスプリングマットレス 極厚20cm|楽天1位・高密度ポケットコイルで体圧分散
こんな人におすすめ:コスパ重視でしっかりした寝心地を求める方・仰向け寝が多い方
結論からお伝えすると、高密度ポケットコイルと高反発ウレタンの組み合わせで、体の字ラインに合わせた体圧分散を実現しているマットレスです。
シングルサイズで496個の高密度ポケットコイルが体の凹凸に合わせて独立して沈み込み、肩・腰への局所的な圧迫を軽減します。エッジサポート仕様で端まで安定した寝心地を確保。3Dメッシュ素材で通気性も高く、蒸れにくい設計です。楽天1位を獲得し、8年保証付きという信頼性も大きな強みです。
ただし高反発ウレタン(180N)を使用しているため、やや硬めの寝心地です。体重が軽めの方や横向き寝メインの方は、肩が沈み込みにくいと感じる場合があります。
夜間痛へのメリット:ポケットコイルが肩の形に合わせて独立して動くため、体圧を点で分散し肩への集中荷重を防ぎます。
| 参考価格(シングル) | 21,298円(税込)(販売店によって異なります) |
|---|---|
| 構造 | ポケットコイル+高反発ウレタン |
| 厚さ | 20cm |
| 横向き寝対応 | ○(ポケットコイルで体圧分散) |
| 寝返りしやすさ | ◎(高反発で反発力あり) |
| 保証 | 8年 |
🥈 第2位|西川 睡眠ラボ ドッツプラス ヘルシーマットレス(三つ折り9cm)|肩への圧力緩和に特化した専用設計
こんな人におすすめ:横向き寝が多い方・肩への圧迫を直接ケアしたい方・収納したい方
結論からお伝えすると、「横向き寝の肩への圧力緩和」を明記した唯一の商品で、夜間痛対策として最も根拠のある設計です。
スマートスリット(特殊切り込み加工)が肩部分の体圧を分散し、横向きで寝ても肩がラクな姿勢を保てるよう設計されています。上層(柔らかめ)で体圧を分散し、下層(硬め)でしっかり全身をサポートする2層構造で、肩と腰のダブルケアが可能です。三つ折りでコンパクトに収納でき、側地は洗濯機で洗えます。西川の睡眠科学シリーズで3年保証付きです。
価格帯はやや高めですが、夜間痛の原因に直接アプローチする設計は他にない強みです。
夜間痛へのメリット:スマートスリットが横向き寝の肩への圧力を緩和し、2層構造が正しい寝姿勢をサポートします。
| 参考価格(シングル) | 43,464円(税込)(販売店によって異なります) |
|---|---|
| 構造 | 低反発+高反発の2層ウレタン |
| 厚さ | 9cm |
| 横向き寝対応 | ◎(スマートスリットで肩圧力緩和) |
| 寝返りしやすさ | ○(寝返りで空気入れ替え設計) |
| 三つ折り収納 | ◎可能 |
| 洗えるカバー | ◎側地洗濯機対応 |
| 保証 | 3年 |
🥉 第3位|アイリスオーヤマ Sheep PMTS22N-S(厚さ22cm)|2層ウレタン×ポケットコイルのバランスモデル
こんな人におすすめ:コスパと寝心地のバランスを重視する方・寝返りしやすさを大切にする方
結論からお伝えすると、2層ウレタン(計48mm)とポケットコイルの組み合わせで、体圧分散と寝返りしやすさを両立したバランスの良いモデルです。
2層のウレタンフォームがクッション性を高め、コイルが体の凹凸に合わせて独立して沈み込みます。22cmの極厚設計で底付き感がなく、エッジサポート構造で端まで安定。抗菌・防臭・防ダニ加工済みで衛生面も安心です。高反発素材が適度な反発力を生み出し、自然な寝返りをサポートします。圧縮梱包で搬入しやすい点も実用的です。
夜間痛へのメリット:ポケットコイルが肩部分を独立してサポートし、高反発で寝返りが打ちやすく夜間の姿勢変換を助けます。
| 参考価格(シングル) | 23,531円(税込)(販売店によって異なります) |
|---|---|
| 構造 | ポケットコイル+2層ウレタン |
| 厚さ | 22cm |
| 横向き寝対応 | ○(ポケットコイルで体圧分散) |
| 寝返りしやすさ | ◎(高反発で反発力あり) |
| 抗菌・防ダニ | ◎ |
第4位|アイリスオーヤマ Sheep PMTS11H-3S(三つ折り11cm)|手軽に試せるコスパ重視モデル
こんな人におすすめ:まずお試しで使ってみたい方・収納できるマットレスを探している方・予算を抑えたい方
結論からお伝えすると、ポケットコイル構造を三つ折り設計に収めた、手軽に試せる入門モデルです。
三つ折りでコンパクトに収納できるため、フローリングに敷いて使ったり、使わないときは押し入れにしまったりと使い勝手が良いです。ポケットコイル450個が体圧を分散し、リバーシブル設計で両面使用可能。
ただし厚みが11cmと薄めのため、体重が重い方や夜間痛が強い方には体圧分散力が物足りないと感じる場合があります。まずマットレスを変えてみたいという方の入門として適しています。
夜間痛へのメリット:ポケットコイルで基本的な体圧分散が可能。収納のしやすさで日々のメンテナンスがしやすい点もプラスです。
| 参考価格(シングル) | 16,800円(税込)(販売店によって異なります) |
|---|---|
| 構造 | ポケットコイル(三つ折り) |
| 厚さ | 11cm |
| 横向き寝対応 | △(薄型のため分散力は控えめ) |
| 三つ折り収納 | ◎可能・軽量 |
| 抗菌・防ダニ | ◎ |
第5位|ニトリ Nスリープ プレミアムソフト PS0(シングル)|横向き寝体圧分散No.1評価の高品質モデル
こんな人におすすめ:横向き寝メインの方・柔らかめの寝心地が好きな方・品質重視の方
結論からお伝えすると、専門家による検証で横向き寝の体圧分散性が高評価を受けた、信頼性の高いモデルです。
ポケットコイルが体の凹凸に合わせてしっかりフィットし、横向きでも仰向けでも体への負担が少ない設計です。「プレミアムソフト」の名の通り、柔らかめの寝心地で肩が沈み込みやすく、横向き寝での圧迫感を軽減します。ニトリブランドの品質管理と実績が安心感につながります。
ただし柔らかめのため、体重が重めの方や腰痛がある方は腰が沈みすぎる可能性があります。横向き寝をメインとする方に特に適しています。
夜間痛へのメリット:横向き寝での体圧分散に優れており、患側を上にした横向き寝での肩への圧迫を軽減しやすい設計です。
| 参考価格(シングル) | 34,990円(税込)(販売店によって異なります) |
|---|---|
| 構造 | ポケットコイル(ソフトタイプ) |
| 横向き寝対応 | ◎(横向き体圧分散高評価) |
| 寝返りしやすさ | ○(ソフトタイプのため若干沈む) |
| おすすめ体重 | 軽め〜普通体重の方 |
【5商品まとめ比較表】肩の夜間痛向けマットレス
| 商品名 | 価格(シングル) | 構造 | 厚さ | 横向き寝対応 | 寝返りしやすさ | 三つ折り収納 | 保証 | 夜間痛適性 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| GOKUMIN プレミアムスプリング | 21,298円 | ポケットコイル+高反発ウレタン | 20cm | ○ | ◎ | ✕ | 8年 | ★★★★☆ |
| 西川 ドッツプラス ヘルシー | 43,464円 | 低反発+高反発2層ウレタン | 9cm | ◎(スリット加工) | ○ | ◎ | 3年 | ★★★★★ |
| アイリス Sheep 22cm | 23,531円 | ポケットコイル+2層ウレタン | 22cm | ○ | ◎ | ✕ | - | ★★★☆☆ |
| アイリス Sheep 三つ折り11cm | 16,800円 | ポケットコイル(三つ折り) | 11cm | △ | ○ | ◎ | - | ★★☆☆☆ |
| ニトリ Nスリープ プレミアムソフト | 34,990円 | ポケットコイル(ソフト) | 約21cm | ◎ | ○ | ✕ | - | ★★★★★ |
夜間痛の状態別・おすすめの選び方
炎症期(夜間痛が強い時期)の方へ
炎症が強い時期は、とにかく患部への圧迫を最小限にすることが大切です。西川 ドッツプラス ヘルシーマットレスのようにスリット加工で肩への直接的な圧力を緩和できるモデルか、ニトリ Nスリープ プレミアムソフトのような柔らかめで肩が沈み込みやすいモデルを選びましょう。
拘縮期・回復期(痛みが落ち着いてきた時期)の方へ
痛みが落ち着いてきたら、寝返りのしやすさも重要になります。GOKUMINプレミアムスプリングやアイリス Sheep 22cmのような高反発ポケットコイルで、自然な寝返りをサポートするモデルが向いています。
まずお試しで変えてみたい方へ
アイリス Sheep 三つ折り11cmはコストを抑えながら試せます。「本当に変わるか試したい」という方の入門として最適です。
マットレスと合わせて確認を|夜間痛を悪化させない寝姿勢のポイント
患側を上にした横向き寝が基本
夜間痛がある場合、患側(痛みのある側)を上にして横向きに寝るのが基本です。患側を下にすると体重が直接肩にかかり、炎症部位への圧迫が増します。

患側の腕の下にクッションを入れる
横向きで寝るとき、患側の腕の下に薄いクッションや折りたたんだタオルを入れると、肩が前方に落ちにくくなり関節への負担が軽減されます。

仰向けの場合は肘の下にタオルを入れる
仰向けで寝る場合、腕を体の横に置いたままにすると肩関節に牽引力がかかります。肘の下に薄いタオルを入れて腕をやや持ち上げた状態にすると、関節への負担が軽くなります。

よくある質問
Q. マットレスだけで夜間痛は改善しますか?
マットレスの見直しは夜間痛の軽減に有効ですが、症状が強い場合は整形外科での診断・治療が必要です。マットレスはあくまで補助的なアプローチとして、医療機関での治療と並行して取り入れることをおすすめします。
Q. 枕とマットレス、どちらを先に変えるべきですか?
夜間痛の改善には枕とマットレスの両方の見直しが必要です。枕だけ変えても、マットレスが合っていなければ効果は限定的になります。予算的に一度に両方が難しい場合は、より接触面積が大きいマットレスから見直すのが効果的です。
Q. 五十肩の時期(炎症期・拘縮期・回復期)で選び方は変わりますか?
はい、変わります。炎症期は柔らかめで肩が沈み込みやすいもの、拘縮期・回復期は寝返りしやすい高反発タイプが向いています。まずはここから始めましょう。
まとめ|夜間痛にはマットレス選びが睡眠の質を左右します
肩の夜間痛で眠れない方にとって、マットレスの選び方は睡眠の質を大きく左右する重要なポイントです。
この記事のポイントを振り返ります。
- マットレスの硬さ・構造・体圧分散性が夜間痛に影響する
- 硬すぎ・柔らかすぎ・体圧分散性が低いものはNG
- 夜間痛向けには横向き寝での肩が沈み込めるもの・ポケットコイルまたは2層構造・適度な反発力があるものを選ぶ
- マットレスと合わせて寝姿勢の工夫もセットで行う
- 症状が強い場合は整形外科への受診も検討する
まずはここから始めましょう。今使っているマットレスが硬すぎないか・柔らかすぎないかを確認し、横向きで肩が自然に沈み込めるかチェックしてみてください。
👉 枕も合わせて見直したい方はこちら:夜間痛で眠れない方へ|肩の痛みを悪化させない枕おすすめランキングTOP5【理学療法士が解説】

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