五十肩・拘縮期に安全な肩リハビリ|振り子運動(コッドマン体操)

「肩を動かすと痛いけど、何もしないのも不安…」

五十肩(四十肩)の拘縮期や、肩の痛みが強い時期には、 無理に動かさず、それでいて固めないことが重要です。

そんなときに最も安全で、医療現場でもよく使われるのが 振り子運動(コッドマン体操)です。

本記事では、振り子運動を 「なぜ効くのか」→「正しいやり方」→「よくある失敗」まで わかりやすく解説します。

目次

振り子運動とは?

振り子運動(コッドマン体操)は、 腕の重さと体の揺れを使って 肩関節をやさしく動かすリハビリです。

筋肉に力を入れずに行えるため、 炎症後〜拘縮期の肩でも安全に実施できます。

前かがみ姿勢で腕を自然にぶら下げる

振り子運動の効果

  • 肩関節包への軽い刺激
  • 関節内の循環改善
  • 痛みを出さずに可動域を維持
  • 拘縮の進行予防

正しいやり方(基本)

  1. テーブルや椅子に手をついて体を支える
  2. 上体を前に倒し、痛い側の腕を自然に下ろす
  3. 肩の力を抜いたまま、体を小さく揺らす
  4. 腕が振り子のように動くのを感じる

回数の目安:30秒〜1分 × 2〜3回

振り子運動のバリエーション

① 前後の揺れ

体を前後に揺らし、腕を前後に動かします。

前後の運動の例

② 左右の揺れ

体重移動で左右に揺らします。

左右の運動の例

③ 円を描く動き

小さな円から始め、無理のない範囲で行います。

円運動の例
おりひく

痛みや家にある道具によって、手に持つ物を変えても大丈夫です。
いずれにしても、肩の力を抜いて腕の重さと体の揺れで前後・左右・円運動を行うことが大切です。

効果を高めるポイント

  • 肩に力を入れない
  • 反動をつけすぎない
  • 痛みが出ない範囲で行う

よくあるNG例

  • 腕を自分で振ろうとする
  • 痛みを我慢して大きく動かす
  • 炎症期の強い痛みがあるのに続ける

やってよい人・注意が必要な人

おすすめ

  • 五十肩の拘縮期
  • 夜間痛が落ち着いてきた人

注意が必要

  • 急性炎症が強い時期
  • 動かすと鋭い痛みが出る場合

次に読むべき記事

拘縮期の正しいリハビリ・ストレッチ完全ガイド|五十肩の可動域を安全に取り戻す方法
四十肩・五十肩の初期症状とセルフケア
五十肩の解凍期(回復期)の見極めと完治に向けたステップ|いつ治る?何をすべき?再発を防ぐためのガイド

※症状が強い場合や不安がある場合は、医療機関や専門家に相談してください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

数あるブログの中からkaradaビーズにお越し頂きましてありがとうございます。このブログでは15年間リハビリテーション医療に関わることで気付くことができた経験を共有して、大切な時間を割いてサイトに訪れて頂いた方々のお悩みが少しでも解消できればと思っています。

【経歴】
都内の大学病院で理学療法士として勤務。
整形外科疾患、生活習慣病に対するリハビリテーションに従事し、2020年東京オリンピック・パラリンピックでは医療スタッフとして活動しました。
【資格】
理学療法士(修士課程修了)
認定理学療法士(スポーツ)
心臓リハビリテーション指導士
3学会合同呼吸認定療法士
糖尿病療養指導士

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次