健診で血圧が高いと言われたけれど、どの血圧計を選べばいいかわからない——そんな方のために、理学療法士・心臓リハビリテーション指導士が、家庭用血圧計の選び方と2025年おすすめ商品をランキング形式で紹介します。毎日続けやすく、正確に測れる血圧計を見つけてください。
📋 この記事でわかること
Q. 上腕式と手首式、どちらを選べばいい?
A. 精度を重視するなら上腕式が基本です。日本高血圧学会も上腕式を推奨しています。手首式は携帯性重視の方や外出先での測定に向いています。
Q. 家庭血圧の正常値は?
A. 家庭血圧の正常値は135/85mmHg未満とされています(診察室血圧の140/90mmHg未満より低い基準)。朝と夜の2回測定・記録が大切です。
Q. このランキングの選び方は?
A. 理学療法士・心臓リハビリ指導士の視点から「①測定精度 ②使いやすさ ③継続しやすい価格・機能」の3軸で選んでいます。実際の売れ筋データも参考にしています。
家庭で血圧を測ることが大切な理由
「病院では正常だったのに、なぜ家で測ると高いの?」「毎日測る必要があるの?」——血圧計を購入しようと思っている方から、よくこんな疑問を聞きます。家庭で血圧を測ることには、病院受診だけでは見えてこない大切な意味があります。

「仮面高血圧」「白衣高血圧」は家庭血圧でしか発見できない
白衣高血圧(はくいこうけつあつ)とは、病院での診察時だけ緊張などにより血圧が高くなる状態のことです。逆に、仮面高血圧(かめんこうけつあつ)は、診察室では正常でも家庭や職場では血圧が高い状態を指します。仮面高血圧は自覚症状がなく、家庭血圧を測らなければ見落とされるリスクがあるため、特に注意が必要とされています。
日本高血圧学会のガイドラインでは、家庭血圧の正常値は135/85mmHg未満と定められており、診察室血圧(140/90mmHg未満)よりも厳しい基準です。これは、家庭での血圧値がより正確に日常の血圧状態を反映しているためです。
朝・夜2回測定が心血管リスク管理の基本
家庭血圧の測定は、朝(起床後1時間以内・排尿後・食前・服薬前)と夜(就寝前)の2回が基本とされています。特に朝の血圧は「モーニングサージ(早朝血圧上昇)」と呼ばれる急激な上昇が起こりやすく、脳卒中・心筋梗塞の発症リスクと関係があるという報告があります。毎日同じ条件で記録することで、血圧の傾向をつかみ、受診時に医師へ正確な情報を伝えることができます。
おりひく心臓リハビリの現場では、病院の数値だけでなく家庭血圧を必ず確認します。朝起床後1時間以内・夜就寝前の2回測定を習慣にしてください。記録ノートやスマホアプリで継続することが、血圧管理の第一歩です。
血圧計の選び方【3つのポイント】
血圧計は種類が多く、どれを選べばいいか迷いがちです。以下の3つのポイントを押さえれば、自分に合った血圧計が見つかります。


① 上腕式か手首式か(精度と利便性の違い)
上腕式血圧計はカフ(腕帯)を上腕に巻いて測定するタイプで、心臓に近い位置での測定が可能なため精度が高く、日本高血圧学会でも家庭血圧測定に推奨されています。一方、手首式血圧計はコンパクトで携帯しやすく外出先での使用に向いていますが、手首の位置や角度によって測定値がばらつきやすいという特性があります。初めて血圧計を購入する方、精度を重視する方には上腕式をおすすめします。
② メモリー機能・スマホ連動の有無
毎日の血圧管理を続けるうえで、測定結果を自動で記録・管理できる機能は非常に便利です。最近の血圧計には、Bluetooth(ブルートゥース)でスマホに自動転送し、専用アプリでグラフ管理できるモデルが増えています。紙の記録ノートが面倒と感じる方や、受診時にデータを活用したい方にはスマホ連動モデルが適しています。メモリー機能は、2人分の記録を管理できるモデルを選ぶと夫婦・家族での共用が便利です。
③ カフのサイズ・巻きやすさ
カフのサイズが腕の太さに合っていないと、測定値が不正確になることがあります。標準サイズのカフは上腕周囲22〜32cm程度に対応していますが、腕が太めの方はワイドカフ対応モデルを選ぶ必要があります。また、片手でも簡単に巻けるタイプ(カプッとカフ、シンプルカフなど)は、高齢者や手先が不自由な方でも使いやすくなっています。



血圧は毎日同じ条件で測ることが大切です。操作が簡単で続けやすい血圧計を選ぶことが、血圧管理の第一歩です。高機能でも使いこなせなければ意味がないので、まずはシンプルなモデルから始めることをおすすめします。
| 比較項目 | 上腕式 | 手首式 |
|---|---|---|
| 測定精度 | ◎ 高い | ○ やや低め |
| 装着のしやすさ | ○ 慣れが必要 | ◎ 簡単 |
| 携帯性 | △ やや大きい | ◎ コンパクト |
| 学会推奨 | ◎ 推奨 | △ 補助的 |
| 価格帯 | 3,000〜20,000円 | 2,000〜10,000円 |
※日本高血圧学会は家庭血圧測定に上腕式血圧計を推奨しています
【2025年最新】血圧計おすすめランキングTOP5
| 商品名 | タイプ | スマホ 連動 |
メモリー | 価格帯 (目安) |
こんな人に |
|---|---|---|---|---|---|
| 🥇 オムロン HCR-7104 |
上腕式 | ❌ | 60回 | 約6,000円 | 初めての血圧計・シンプル重視 |
| 🥈 オムロン HCR-7628T |
上腕式 | ❌ | 2人×100回 | 約16,000円 | 夫婦・家族で共用・最新モデル |
| 🥉 オムロン HCR-7524T |
上腕式 | ✅ | 2人×100回 | 約13,000円 | スマホ管理・データ重視 |
| 4位 オムロン HEM-6160-JT |
手首式 | ❌ | 60回 | 約5,000円 | 外出・旅行用・携帯重視 |
| 5位 タニタ BP-A11 |
手首式 | ❌ | 60回 | 約4,000円 | シンプル・プレゼントにも |
※価格は楽天市場の目安。セール・定期購入で変動します
※✅スマホ連動=Bluetooth対応・専用アプリでデータ管理可能
理学療法士・心臓リハビリテーション指導士の視点から、「測定精度」「使いやすさ」「継続しやすい価格・機能」の3軸で厳選した2025年おすすめランキングを紹介します。
1位:オムロン HCR-7104|初めての血圧計に最もおすすめの定番モデル
楽天・Amazon・価格.comで常に売れ筋上位の定番モデル。初めて血圧計を購入する方に最も選ばれている一台です。難しい操作は一切なく、ボタンひとつで測定が始まるシンプル設計は、血圧測定を毎日の習慣にしたい方にとって最大のメリットです。
- 上腕式カプッとカフ採用・片手でも巻きやすく初心者に優しい設計
- シンプル操作でボタンひとつ測定開始・大画面で数値が見やすい
- 軽量コンパクト・電池式で置き場所や使用場所を選ばない
「はじめて血圧計を買う」「シンプルに使いたい」「コスパ重視」の方に最適です。



心臓リハビリの現場でも患者さんに一番おすすめしているのがこのタイプです。毎日続けることが何より大切なので、シンプルで使いやすい血圧計を選ぶことを最優先にしています。高機能なモデルも良いですが、まず「毎日測れる」ことを重視してください。
2位:オムロン HCR-7628T|2025年最新・2人用メモリー搭載の高機能モデル
2025年発売の最新モデルで、2人分×各100回のメモリーを搭載。夫婦や家族で1台を共用したい方に最適です。最新の測定技術により精度もさらに向上しており、長く使える一台を求める方にもおすすめです。
- 2025年最新モデル・最新技術で測定精度がさらに向上
- 2人分×100回メモリー搭載・夫婦・親子での共用に最適
- バックライト付き大画面・暗い部屋でも数値が見やすい
「夫婦や家族で使いたい」「最新モデルを選びたい」「高機能な血圧計を求めている」方に。



2人分の記録が残せるのは、夫婦で血圧管理をしている方にとって非常に便利です。受診時に2人分のデータをまとめて見せられるのも助かります。家族で健康管理に取り組みたい方に特におすすめのモデルです。
3位:オムロン HCR-7524T|スマホ連動・2025年発売のデジタル管理モデル
2025年発売のBluetooth対応モデル。スマホアプリ「OMRON connect」に測定データが自動転送され、血圧の推移をグラフでいつでも確認できます。受診時にスマホのデータを医師に見せることで、より詳細な診断が可能になります。
- Bluetooth対応・スマホアプリに自動転送・グラフで血圧推移を見える化
- フィットカフプラス採用・正確に巻けているかガイドしてくれる安心設計
- 脈間隔お知らせ機能搭載・不規則な脈(心房細動など)に気づきやすい
「スマホで血圧データを管理したい」「受診時にデータを見せたい」「デジタルで健康管理したい」方に。



スマホアプリとの連動は、データを記録ノートに書く手間が省けて継続しやすくなります。受診時にグラフごとスマホを見せると、医師にも伝わりやすいのでおすすめです。不規則脈波のお知らせ機能は、心房細動の早期発見にも役立つことがあります。
4位:オムロン HEM-6160-JT|手首式の定番・外出先でも使えるコンパクトモデル
手首式の中で最も売れている定番モデルです。旅行や出張先でも血圧を測りたい方の定番として長く支持されています。袖をまくらずに測定できるため、外出先での使用に向いています。
- 手首に巻くだけのコンパクト設計・外出先・旅行にも持ち運び可能
- 不規則脈波お知らせ機能付き・心房細動などの異変に気づきやすい
- 測定時間約25秒とスピーディ・毎日の測定が負担にならない
「旅行・出張先でも測りたい」「袖をまくるのが面倒」「サブの血圧計として」持ちたい方に。



手首式は精度面では上腕式に劣りますが、毎日続けやすいという点では大きなメリットがあります。自宅では上腕式、外出先では手首式と使い分けるのも賢い方法です。ただし測定時は手首を心臓と同じ高さに保つことが精度向上のポイントです。
5位:タニタ BP-A11|楽天1位獲得・シンプル操作で高齢者にも使いやすい
楽天市場で血圧計カテゴリー1位を獲得したことがある人気モデル。ワンプッシュで測定が始まるシンプル操作と、収納ケース付きの使いやすい設計が特徴です。オムロン以外のメーカーを選びたい方や、シンプルさを最優先にしたい方に人気です。
- 楽天市場血圧計ランキング1位獲得の実績ある人気モデル(タニタ公式)
- ワンプッシュ測定・収納ケース付きで持ち運びや保管も便利
- 時計機能内蔵・毎日の測定時間管理がしやすい
「操作が複雑なのは苦手」「親へのプレゼントに」「シンプルに使いたい高齢の方」に。



タニタは体組成計で有名なメーカーで、血圧計も信頼性が高いです。親御さんへのプレゼントとして贈る方も多く、シンプルさが支持されています。操作に迷わず毎日使えることが、長続きする血圧管理の秘訣です。
血圧計の正しい使い方・測るときの注意点
正確な血圧値を記録するためには、測定のタイミングと方法が重要です。毎回同じ条件で測ることで、血圧の変化を正確に把握できます。


測定前5分は安静に・会話・飲食・喫煙を避ける
血圧は体や精神の状態に敏感に反応します。測定前は以下の点に注意してください。
- 測定前5分間は静かに座って安静にする
- 測定前30分はカフェインを含む飲み物(コーヒー・緑茶)や食事、喫煙を避ける
- 測定中は話さず・動かず、リラックスした状態を保つ
- 排尿後に測定する(膀胱が満タンだと血圧が上がりやすい)
朝(起床後1時間以内・排尿後・食前)と夜(就寝前)の2回測定
日本高血圧学会が推奨する家庭血圧の測定タイミングは以下の通りです。
- 朝:起床後1時間以内・トイレ後・朝食前・降圧薬を服用している方は服薬前
- 夜:就寝前(入浴後1時間以上経過してから)
- 各測定時に1〜2分間隔をおいて原則2回測定し、平均値を記録する
カフの正しい巻き方と心臓と同じ高さに保つ姿勢
上腕式の場合、カフの下端を肘の内側から1〜2cm上に合わせ、指が2本入る程度の締め付けで巻きます。測定中は腕を心臓と同じ高さ(テーブルに置いた状態など)に保ってください。手首式の場合も、測定中は手首を心臓と同じ高さに合わせることが精度向上のポイントです。



測定値は毎回記録してください。1回の数値より、1週間の平均値が重要です。受診時に手帳やスマホアプリのデータを持参すると、医師の診断精度が上がります。「先生、家ではこんな数値です」と伝えることが、より適切な治療方針につながります。
よくある質問(FAQ)
Q. 結局、血圧計はどのメーカーが一番いい?
国内ではオムロンが血圧計市場で約6割のシェアを持ち、最も信頼性の高いメーカーとされています。そのほかタニタ・シチズン・テルモも医療現場で実績があり、どのメーカーも品質面で安心して使えます。迷ったら売れ筋の多いオムロンを選んでおけば間違いありません。
Q. 血圧計はどのくらいで買い替える?
一般的に5〜10年が買い替えの目安とされています。測定値に不安を感じた場合は、医療機関や薬局にある血圧計と比較してみることをおすすめします。10mmHg以上の差がある場合は買い替えを検討してください。また、カフのゴム部分が劣化している場合も精度が落ちることがあります。
Q. 左右どちらの腕で測ればいい?
血圧には左右差があることが多く、左右差が10mmHg以上ある場合は高い方の腕で測るのが基本です。初めて購入する際は、まず両腕で測定して比較することをおすすめします。一般的には利き腕でない方(左利きでなければ左腕)で測定する方が多いですが、差が少なければどちらでも問題ありません。
まとめ|自分に合った血圧計で毎日の血圧ケアを
家庭用血圧計は、高血圧の早期発見・仮面高血圧の把握・治療効果の確認に欠かせないアイテムです。精度を重視するなら上腕式、携帯性を優先するなら手首式を選びましょう。初めての方にはシンプルで使いやすいオムロン HCR-7104、夫婦で使いたい方には2人メモリー搭載のHCR-7628T、データをスマホで管理したい方にはBluetooth対応のHCR-7524Tがそれぞれおすすめです。
大切なのは「毎日続けること」。高機能な血圧計を買っても使わなければ意味がありません。自分のライフスタイルに合った血圧計を選び、朝晩2回の測定を習慣にしてください。血圧の気になる点は必ず医師・薬剤師にご相談ください。
血圧計で測定値を把握したら、運動・食事・サプリと組み合わせて血圧ケアをすすめましょう。以下の記事もあわせてご活用ください。



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